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New Conception of Music 第1回 tofubeats【前編】

信頼出来る人に仕事を委ねる

——作曲作詞とかのお話からもうちょっと派生して映像やアートワークの話をお伺い出来ればと思います。トーフさんの仕事って、固定メンバーで作成されることが多いですよね。スケブリ(杉山峻輔)さんとか古屋蔵人さんとかの映像であったり、MEMOさんのイラストであったり、GraphersRock(岩屋民穂)さんのアートワークであったり。これって何か意図はあるのでしょうか?

トーフ:僕は人にものを頼むのが苦手で、信用できる人しかお願い出来ないんですよ。今回、玉城(ティナ)さんのPVが初めて代理店のお仕事関連で担当してもらった監督だったんですけど、それを除いて知り合いにしか監督を頼んだことがないです。メジャーに行ったら、自分の好きなものがより広まったら良いなと思っていますね。やっぱり自分の知っている人を起用しないと意味が無いっていうか、そういう人たちと一緒に大きくなるのが面白いっていうのがあるんで、他の方にお願いするということは考えたことがあまりないですね。

——ところで、リスナーとしての私の実感なのですが、ここ数年でますます音楽における視覚要素の重要性が増してきている気がします。例えばSoundCloudではサムネイルが大きく表示されますし、またYouTubeでは映像表現への注力がより広い範囲で見られるようになったと思います。そういう中でSoundCloudやYouTubeなどを意識してアートワークや映像を制作されているのでしょうか?

トーフ:デザイナーの方々は一応それぞれ意識されているみたいですよ。今回だと、パッケージを小さくしてもタイトル見えるようにするとか、CDにしたときに品を損なわないとか。何か最近顔イチ(特定人物の顔のアップでの写真)のジャケットがすごい多いって話とか、やっぱあれとかっていろいろ思うところ皆あると思うんですけど、そういうのをそれぞれが考えて解決していくっていうか。そういうときの意図って立場が近いとちゃんと交換出来るっていうのはありますしね。それでどういうふうにしようかって、皆で対等には話せるって意味では今のチームとか昔からやってる人たちはいいなって思いますね。お互い伸びてきているのが見えるっていうのもいいし。やっぱり大きくなっても友達で仕事やっていくのはいいことだと思うんですけどね。

——ちなみにそのチームで、映像やグラフィックに関してトーフさんの方からディレクションなどはあるのでしょうか?

トーフ:ある程度、自分の予想を外れていても良いなという人たちがホントに頼める人たちじゃないですか。そこで、僕がディレクションしたら、それは頼んでいることにならないので。外部にはそこまで委ねられる人っていうのは、なかなかいないんですよね。それもあって、昔から知っている人としか出来ないっていうのはあります。

なので、基本的に大きいディレクションはそれこそ(「STAKEHOLDER」PVの) 豆腐を踏んだりするシーンで、ちょっとあれだけどうかなという倫理的なところとか(笑)。あと『POSITIVE』のジャケットが最初、足が太くて、足がもうちょい細い方が好きです、とか。そういう指示はありますね。あとは色とか原稿とか除いて、大きなデザインで僕が大きな指示をすることはそんなにないです。預けるならちゃんと預けたいっていう考えがあるからですね。お互い自由度が無いとディレクション出して、それをそのまま受けて…となっちゃうじゃないですか。せっかくミュージシャンと仕事しているんだったら、そこは自由度を設けてあげたいとは思いますね。

完璧になったら面白くない

——知り合いの方に依頼されるケースの他に、たまにご自身で映像やグラフィックを作成されるケースもあるじゃないですか。あの場合って他の人に依頼されるのと何か違いはありますか?

トーフ:そうですね、基本的に予算がないときとかに「トーフ、◯万円ぐらいでビデオ撮れるんじゃない?」とか言われて、受けることがありますね。「Her Favorite feat. okadada」とか「衣替え」とか。あれはもう自由研究みたいな感じですね。僕は下手の横好きですけど、作るの好きなんで。ウェブサイトの文字組みとかも自分でやってますし、ああいうのを自分でやると愛着湧くじゃないですか。だから今回のあのInstagramに上げている短い開封動画とかも、自分で撮って編集してます。そんな重くは捉えてなくて、単純に自分が作ったものを広めるためにちょっと作ってみようかなぁと思うくらいですね。2時間ぐらいで出来るんだったら、気分転換にやってみると。

——昔からウェブサイトであったり、動画であったり、とりあえずご自身で何とかしようとしてみるというスタンスですよね。

トーフ:そうですね、それは最初地方にいたのが大きかったんじゃないですかね。頼める友達とかいなかったし、情報交換出来る人は今でも地元にはいないんで。だから神戸にいるときは自分でどうにかするしかないってのは、昔から何となくあるのかもしれないですね。やらないと上手くならないですしね。

——こなせばこなすほど、こなれてくるし、作るのも上手くなっていくと。

トーフ:あと曲とかもそうで、上手くなっちゃったら戻れないじゃないですか、下手なときに。今も僕、全然自分のこと上手いとか思ってない。メジャーで契約させてもらってありがたいですけどね。でもそれで上手くなっていくのが見えるのが面白いんじゃないかなぁと。さっきの締め切りの話もそうですけど、今の自分はこの程度ってのが見えるから、面白いっていうのはありますね。

——未熟なものを見せるっていうか、成長過程を見せるみたいな。

トーフ:なんていうんですかね、上手くなるわけない、完璧になったらもう面白くないじゃないですか。悩んだりしているのが出るのが面白いんじゃないですか。

——それがまたオリジナリティーに繋がっているかもしれないですね。

トーフ:そうですね、作っている時とかはめちゃしんどいんですけど、それが1年ぐらい経つと、「あぁこんときの自分、こんなんだったなぁ」とか分かるんで、それがいいっていうのもありますね。

(サブスクリプション型サービス普及の影響や、SNSの運用方法など、tofubeatsさんのプロデューサー的な側面が垣間見えるインタビュー後編はこちらから)
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ニューアルバム『POSITIVE』発売中

■リリース情報
発売日: 2015年9月16日(水)
価格: 【初回限定版】¥3,600(本体)+税、【通常版】¥3,000(本体)+税
参加アーティスト(五十音順):okadada、岸田繁(くるり)、KREVA、小室哲哉、Skylar Spence、玉城ティナ、Dream Ami、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)

■収録内容

Disc1(CD)※初回盤・通常盤共通
1. DANCE&DANCE (intro)
2. POSITIVE feat. Dream Ami
3. T.D.M. feat. okadada
4. Too Many Girls feat. KREVA
5. STAKEHOLDER
6. Throw your laptop on the fire feat. 小室哲哉
7. I know you (skit)
8. Without U feat. Skylar Spence
9. すてきなメゾン feat. 玉城ティナ
10. くりかえしのMUSIC feat. 岸田繁(くるり)
11. 閑話休題 (skit)
12. 別の人間 feat. 中納良恵(EGO-WRAPPIN’)
13. I Believe In You

Disc2(DVD)※初回限定盤のみ付属、tofubeats MV集
1. 水星 feat. オノマトペ大臣
2. No.1 feat. G.RINA
3. Don’t stop the music feat. 森高千里
4. おしえて検索 feat. の子(神聖かまってちゃん)
5. ディスコの神様 feat. 藤井隆
6. Her Favorite & 衣替え
7. Come On Honey!feat. 新井ひとみ(東京女子流)
8. poolside feat. PES(RIP SLYME)
9. 20140803
10. 衣替え feat. BONNIE PINK
11. STAKEHOLDER
12. 朝が来るまで終わることのないダンスを

■関連情報
tofubeatsオフィシャルサイト
アルバム『POSITIVE』特設サイト

  • tofubeats
  • トラックメイカー/DJ
  • 1990年生まれ、神戸在住。学生時代からインターネットで活動を行い様々なアーティストのリミックスやプロデュースや楽曲提供を行う。 2013年4月にスマッシュヒットした「水星 feat.オノマトペ大臣」を収録したアルバム「lost decade」を自主制作にて発売。同年秋には森高千里をゲストボーカルに迎えた「Don't Stop The Music」でメジャー・デビュー。2014年10月2日( ト ー フ の 日 )に 、豪 華 ゲ ス ト ア ー テ ィ ス ト を 招 い た メ ジ ャ ー 1 s t フ ル ア ル バ ム 「First Album」を発売。2015年1月にリミックス・アルバム「First Album Remixes」を配信リリース。続く4月1日エイプリルフールにメジャー3rd EP 「STAKEHOLDER」をリリース。9月16日にメジャー2ndアルバム「POSITIVE」をリリース。
  • KAZUYA KISHIMOTO
  • Communication Designer / / dentsu
  • 2011年入社。クロスメディアマーケティング業務や、ソーシャルメディア分析業務などに従事の後、2015年より現職。趣味は音楽全般とインターネット。